きずな

きずな ももち麗子
講談社
BookLive! BookLive! 453円

作品解説

『きずな』は、ももち麗子による日本の漫画作品。

問題提起シリーズのひとつで、家庭崩壊を題材にしているサスペンス漫画。シリーズの中では恋愛要素が薄いのが特徴。

『デザート』(講談社)にて2004年6月号から2005年8月号まで連載された。単行本は同社の「KCデザート」から全3巻が刊行されている。

きずな (漫画) 出典:Wikipedia

読者レビュー

「きずな」のレビュー
総合評価:5つ星のうち 3.6
5つ星のうち 3.6(amazonより)

5つ星のうち 2.0

援交いらなくない?

最初の援交やオヤジ狩りのくだりは激しくいらない。この人ってこういうのばかりだよね〜。
そんなゲスな女子高生が純粋なフリして祖母の秘密や家族を守る!なんて息巻いても薄っぺらいだけです(笑)

女子高生は援交やって当たり前、みたいなこの人の価値観は本当に反吐が出ます。

オヤジ狩りして逆恨みされたゆえの犯行かもしれないって無理やりすぎるくらい事件に繋げてたけど、通り魔で刺されるんならその必要ないですよねw

祖母が悪どい金貸し屋だったから孫も援交でオヤジから金巻き上げる女になったってことかしら?(笑) 犯罪者だらけだなw

ストレートにフツーの女子高生にすればもっと主人公のひたむきさが伝わるのにw

投稿者:spaspa-d 投稿日:2017年5月21日

5つ星のうち 4.0

きずな(1) (デザートコミックス)

あなたは家族を信じられますか? 弟への通り魔事件、ひき逃げによる祖母の死。ある日突然、起こり始めた夏波(かなみ)の家族への災禍(さいか)……。そして「14年前の秘密」と書かれた脅迫状と、父の“偽られた血液型”が意味するものとは――!? 隠され続けた家族の秘密が解き明かされていく、緊迫のジェットコースター・サスペンス!!

投稿者:Josk 投稿日:2017年5月3日

5つ星のうち 3.0

著者が受けた本格推理小説たちからの影響

巷にいくらでもあふれている流行りの推理小説とかにに影響をうけた類の『なんちゃってな推理小説なマンガ』はいい加減もうホントにどうでもいいとして、おなじく影響でも、この作品は構造的なプロットがしっかりとしてあるので作者のそうした姿勢を評価します。(多少まだ“かたい”感じはしますが)

登場人物のセリフや行動学が読みやすくながら、最終的な全体的なことや心理描写に丁寧に配慮している点は、多少形式美的ながらもちゃんと『物語』の正当な韻を踏んでいます。小説などを構造的な視線からも見るようなタイプの読み手には「なるほどなぁ」と、著者の堅実さを評価できるのではないでしょうか。

“家族のきずな”がテーマですが著者のこれまでの問題提起シリーズなどとは大きく違い、どちらかといえば推理ミステリーの色が多分に強い作品です。

むしろテーマで言うならば、“何か大切なもののために他人のものを犯すのは本当に罪なのか”と言った方が近いと思います。登場人物たちは“家族を守るため”や“やむを得ぬ事情”のために罪を犯したり犯そうとしてしまったりします。そしてそれらは多くの“フツウの人”が、誰もがその環境に立たされてしまえば・・というケースのため、簡単には否定できないものになっており、だからこそ考えさせられるものがあります。

作家としてのステップとして、構造的な部分での筆力を高めるため望んだ意欲作といっていいでしょう。斬新なアイデアこそはあまりないもののひとつひとつが丁寧に練られて、この種の推理マンガとしては少女漫画としては類を見ないほど安心して読めます。計算の意味でストーリーテリングが突き詰められているので、多少イメージ通りの古典的な展開にも根本にながれる骨太さがあります。

ただ、丁寧さと誠実さのからくる慎重さとの裏返しで、多少こうした“かたさ”があることも否めないので、これからの作家活動に期待をこめて星みっつとしました。

投稿者:BLACKEYE 投稿日:2006年4月7日